健康な肌に備わる「バリア機能」とは?
肌は体の中でもっとも広い面積をほこる臓器です。
体の内部を外の環境から守るために、表皮の部分は毎日垢としてはがれおち、 新しく生まれる皮膚細胞と入れ替わりながら「バリア」を形成しています。
◇バリア機能とは?バリア機能の役割
「バリア機能」とは、外部からの刺激や有害物質に対して防御する働きのことです。
バリア機能は私たちの肌にもともと備わっているものですので、 心臓が血液を全身に巡らせたり、胃腸が食べ物を消化吸収するのと同様に、 通常は意識せずとも働いている体の機能のひとつといえます。
- 外部からの刺激や有害物が体内へ進入することを防御する
⇒紫外線や廃棄ガス、細菌、衣服の擦れなどから肌の内部を守ります。 - 肌内部の水分を保ち、臓器を守ること
⇒体の表面から水分が蒸発することを防ぎ、潤いを肌の内側にキープします。
◇健康な肌におけるバリア機能、バリア機能の構成要素
正常なバリア機能は、大きく4つの要素から成っています。
1.皮脂膜 | 私たちの肌の一番外側を覆う油分の薄い膜を「皮脂膜」といいます。 皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される水分がまざって乳化すると、 外部からの刺激をふせぎ、水分の蒸発をふせぐ天然のクリームになります。 健康な皮膚には適度な量の皮脂が継続的に分泌されています。 |
2.角質層、角質の重層 | 垢としてはがれ落ちる前の皮膚細胞は「角質細胞」と呼ばれ、 これが重なり層となった部分を「角質層」といいます。 健康な皮膚の角質層は0.02〜0.03mmの厚さを保っています。 |
3.細胞内の潤い機能「NMF」 | 角質細胞には細胞内に潤いを蓄える機能があり、これを「NMF」といいます。 健康な角質細胞はNMFのおかげで水分を保持し、弾力のある状態を保っています。 |
4.細胞間のセラミド | 各皮膚細胞間は、ゼリー状の保湿液「セラミド」が隙間を満たし、肌の弾力を潤いをキープしています。 健康な表皮は豊富なセラミドが皮膚細胞間を充足し、保湿しています。 |
これらの4つの要素がすべて整うことにより、バリア機能が正常に働きます。
バリア機能が正常に働いている状態は、表面がなめらかで艶があり、 内部は潤いと弾力に満ちた美しい肌であると同時に 乾燥や紫外線、化粧品の添加物などのストレスに対して抵抗力のある状態でもあります。
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