プロテオグリカン
乾いた空気の中で、私たちが干からびてしまわないのは、私たちの体には、天然の「保湿成分」を備えているからです。皮膚の細胞と細胞の間は潤い物質で満たされ、皮膚の表面は皮脂膜で覆うことによって「バリア機能」を形成し、乾燥から体を守っているのです。
体内に備わった保湿成分のうち、美容液化粧品の成分として長く活躍しているのがコラーゲンやヒアルロン酸です。
コラーゲンやヒアルロン酸は、皮膚や関節にたくさん存在して、細胞と細胞の間をひたひたと満たして、潤いをキープし、栄養分を運んだり、皮膚や臓器の柔軟性をたもっています。
同じく、プロテオグリカンも細胞間をうめる保湿成分です。
プロテオグリカンの保湿作用は、ヒアルロン酸の1.3倍。肌の表面をしっとりなめらかに整える「肌荒れ改善」の効果は、天然保湿成分の中でももっとも優れているとされています。 さらに、プロテオグリカンには、コラーゲンとヒアルロン酸にない魅力的な2つの特徴があります。
◆特徴1:コラーゲン&ヒアルロン酸の生成促進
コラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分は、肌のはりを決定する重要な要素です。 悲しいことに、これらの保湿成分は年齢を重ねるうちに生成されにくくなり、ぴんと張っていた肌はしぼんで、シワができたり、たるみが気になったり・・・
プロテオグリカンは、自らがコラーゲン、ヒアルロン酸と同じ細胞間の保湿成分であるのにも関わらず、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助ける作用があります。
表面的な肌の乾燥、肌荒れはもちろん「インナードライ」にもアプローチするのです。
◆特徴2:皮膚細胞の生成促進
ひとつひとつの皮膚細胞は、乾燥や摩擦などさまざまな要因で消耗しますので、皮膚細胞を新たに生成し、消耗した古い細胞と入れ替えることによって美しく機能的な肌を保っています。
「新しい皮膚細胞がうまれるサイクルは28日」と言われますが、実は睡眠不足や不摂生、ストレス、加齢などによって、その周期は28日よりもながくなることが分かっています。
プロテオグリカンは、EGF(上皮細胞再生因子)と同様に、皮膚細胞の新生を促進する機能があります。
加齢によって皮膚に存在するプロテオグリカンやEGFなどが減少することで、皮膚の新陳代謝のペースがスローになり、肌の老化のサインである乾燥やたるみなどが現れます。
プロテオグリカンやEGFなど細胞の新生を促進する成分が存在するおかげで、毎日あたらしい皮膚細胞が生まれ、機能的で美しい皮膚を保っているのです。
※プロテオグリカンの特徴
1.高い保湿作用【皮膚表面の肌荒れ改善】
2.ヒアルロン酸を生成促進【インナードライ改善/肌のハリアップ】
3.皮膚細胞の新生を促進する作用【皮膚再生機能】
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